橋詰 清隆(はしづめ きよたか) 脳神経外科専門医・脳神経外科部長 |
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出身地 | 東京都 |
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出身大学 | 旭川医科大学医学部卒業 |
専門・資格 | 日本脳神経外科学会専門医、日本てんかん学会専門医・指導医、脳波認定医など。 |
「外来では、頭痛やしびれといった訴えで来られる患者さんが多いです。また、脳卒中を中心とした脳疾患のリハビリや管理を行っています。リハビリは外来でも、入院でも行っています。」
「私はこれまでてんかん、頭痛、認知症の専門外来を行ってきた経験を持っています。この中で特にサブスペシャリティとしてきたのはてんかんですので、今後は専門外来を始めたいと思っています。
救急で来られた外傷や脳卒中の疑いのある患者さんを診たり、画像診断などの読影を行うこともあります。こちらで治療できない症例に関しては近隣の医療センター等へご紹介することがあります。」
「患者さんの話をできるだけ聞くようにしています。病院にいらっしゃる方はどんなに軽い症状であっても、皆が不安を抱えているわけですから、そんな不安を解消したいと思っています。」
「脳神経外科と言いますと、脳卒中で救急車で運ばれてきたとことから始まる急性期医療というイメージが強いですが、パーキンソン病やてんかんといった疾患では慢性期医療になり長期間の通院治療となります。」
「また、頭が痛い、しびれるがあるといった症状のほか、めまいも是非、ご相談下さい。」
「私は学生のときから競技スキーをしてきました。大学卒業後はスキーを存分にできる時間はありませんし、運動不足を実感するようになりました。
そこで、できるだけ歩くようにしています。病院ではエレベーターを使わず、階段で移動したり、北千住駅から当院まで30分かけて歩くこともあります。また、犬の散歩にも出かけます。私の散歩はだんだんと距離が長くなるので、犬が嫌がっています(笑)。」
「脳神経外科領域の中で一番心配されている疾患は脳卒中だと思います。これまで多くの脳卒中患者さんを診てきましたが、脳卒中に一度、なってしまったら、元の状態に戻すことはできません。どんなにリハビリをしても、障害が残ってしまうことが多いものです。
そこで、脳卒中の予防についてアドバイスさせていただきますと、脳卒中の予防は動脈硬化の予防と同じなのです。つまり、生活習慣病の予防と同じということです。
ご心配な方は脳ドックを受けてみてください。当院では学会標準の脳ドックを行っています。結果を見て、画像診断に異常が見つかったり、動脈硬化になりつつある要因が多いようであればその対応についてご相談させていただきます。」
「しびれがある、言葉が出ない、麻痺があって動かなくなる、意識がおかしいといった脳卒中が心配される症状が出たら、早く病院にかかってください。日曜日に症状があっても、病院が休みだからとの理由で、月曜日に先延ばししてしまったがために、脳梗塞になった方もいらっしゃいます。患者さんにとっては、早くいらした方がいい結果になると思います。」